

ライブハウスを作る場合に最も重要なことは、外部施設に迷惑をかけず、 快適な演奏空間を
実現させることです。
近年、専門家に相談せずに設計・建築されたライブハウスからの苦情処理が多く、
後から改修されているところも少なくありません。
開業後の改修では、コストがかかるだけではなく、十分な対策が出来ない場合もあります。
また、工事期間中の使用もできなくなり大損害となる場合もあります。
環境スペースでは、以上のことを踏まえて、良い音空間を実現するライブハウスを多くの実績と
確かな技術でご提案させていただきます。

調布市仙川に'04年10月22日OPEN!した
「KICK BACK CAFE」。防音設備を備えた店内はライブカフェとしての機能も充実。
毎月開催するゴスペルライブをはじめ、海外
から大物アーチストが出演することもある、
カフェという名前からは想像出来ないほどの
本格的なライブハウスとなっている。
住宅街のマンション1階に位置し、高性能な
防音設備を備えているライブハウスというばかりでなく、カフェ・フリースクール・ウェディング・カウンセリングと多角的な利用が出来る。
KICK BACK CAFEが出来るまでの特集です。
1.前にあったテナントを全て撤去してスケルトン状態に。

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2.床にグラスウールを敷きつめる。マットの下に配管が埋まっている。

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3.グラスウールの上にビニールを敷き、金網が敷きつめられる。

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4.天井の骨組を作り、音の振動が伝わらないようにする。ジョイントの金具は接点にゴムが組込まれている。

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5.天井に仕上げ材を貼り、天井が完成。

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6.エントランスは二重扉となり、厳重な防音仕様となる。

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7.窓も二重サッシに。上部、壁面窓もライブの時は蓋をして、防音性能をアップ!

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8.ステージは防振ゴムを引き込んだ骨組みを作り、その上にコンクリートを流し込む

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9.ステージ裏の扉も、もちろん本格防音仕様。

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10.その他内装も仕上がって、本格的なステージが出来上がった!
遮音は、部屋から室外へ漏れていく音と室外から侵入してくる音の両面 から考えますが、
リハーサルスタジオの場合は室内で出す音が隣接する部屋や隣戸に迷惑にならないようにすることが
重要です。部屋の遮音性能は、D値という等級で評価されますが、D値と聞こえ方はおおよそ
下表のような関係になっています。 この評価は一般住宅であり、リハーサルスタジオで、ロックのような
大きな音を出した場合2ランクほどずれてきます。使用条件により必要な遮音性能は変わりますが、
D-75~D-65程度が目標値となります。
■遮音等級と聞こえの関係(一般住宅) 「建築物の遮音性能基準と設計指針」日本建築学会より
| 遮音等級 | D-65 | D-60 | D-55 | D-50 | D-45 | D-40 | D-35 | D-30 | D-25 | D-20 | D-15 |
| ピアノ・ステレオ等 の大きな音 |
通常で は聞こ えない |
ほとん ど聞こ えない |
かすか に聞こ える |
小さく 聞こえ る |
かなり 聞こえ る |
曲がハ ッキリ 分かる |
よく聞 こえる |
大変良 く聞こ える |
うるさ い |
かなり うるさ い |
大変う るさい |
■遮音等級と聞こえの関係(ライブハウス)
| 遮音等級 | D-75 | D-70 | D-65 | D-60 | D-55 | D-50 | D-45 | D-40 | D-35 | D-30 | D-25 |
| リハーサル スタジオ |
通常で は聞こ えない |
ほとん ど聞こ えない |
かすか に聞こ える |
小さく 聞こえ る |
かなり 聞こえ る |
曲がハ ッキリ 分かる |
よく聞 こえる |
大変良 く聞こ える |
うるさ い |
かなり うるさ い |
大変う るさい |
遮音設計では、直接音(壁・天井を通過する音)と固体伝搬音の2つについて考えます。
直接音だけの遮音であれば天井のみ遮音すれば良いのですが、実際には壁・床に入射した音が
コンクリート躯体内を伝搬し上階に放射する音(固体伝搬音)があるため、壁・床にも遮音・防振構造
(浮遊音層)が必要となります。また、楽器や人が飛び跳ねる振動を伝搬させないような床の防振構造が
必要不可欠となります。
苦情の多いライブハウスでは、壁・床の遮音・防振構造がないところが非常に多く問題となっています。
■ライブハウス防音・遮音概念図

ライブハウスの良い室内環境をつくりだすために、室内の静かさが必要となります。
外部からの騒音及び内部の設備騒音です。内部の設備騒音の目標は下記に示す表より
NC-25~30程度になります。また、外部騒音は、建設場所の事前調査が必要となります。

(1)室内の響き(残響時間)
響きは、音楽に豊かさや暖かみを与えますが、響きすぎると演奏の妨げになります。
また、極端に響きの少ない環境では、演奏する音楽に違和感があり、つまらない音になってしまい、
快適な環境を得ることができません。
室内の最適な残響時間は、音楽のジャンルにより異なります。クラッシック・アコースティックな音楽では、
やや長め(ライブ)、ロックなどでは短めに(デッ ド)設定します。また、用途が多目的の場合は、
可変残響装置や吊り下げ吸音体、反射板を好みに合わせ設置することもできます。
下記グラフに一般的な使用用途による最適残響時間を示しました。
(2)音響障害の防止
演奏しやすく、高音質で快適な音空間を実現するためには、“響き”だけではなく、音質を悪くする反射音を
無くすことが必要です。特に、平行する大きな反射面がある場合は、音響障害となりますので対策が
必要となります。
| 拡散処理(形状変形) | 部屋の形状を変形する 拡散体を取り付ける |
| 吸音処理 | 内装仕上げを吸音構造にする 吸音パネルを取り付ける |