
- カクテルパーティ効果
- 二つ以上の音源が同時に提示されたとき、着目する音源のみを選択的に聴取できること。
カクテルパーティのような騒がしい環境で、聴きたい人の声だけを聴き取れることから
この名前が付けられた。それぞれの音源に対して両方の耳で知覚される音の空間的方向と距離の違い、
音の大きさ、ピッチ、音色など、音源の特性そのものの違い、また声の場合は、言語的知識、
相手の口の動きなどの視覚的情報や経験などが関係しているとみられている。
- 吸音
- 材料または物体によって音響エネルギーの一部が熱に変換される散逸現象。
吸音により音の響きが大きく変わる。響きが長いときに吸音材を使って響きを調整したり抑えたりする。
- 吸音材料
- 音のエネルギを減衰・消滅させる建築材料。材料に入射した音は、材料の板振動や空気の粘性によって
減衰・消滅する。吸音材(グラスウール等)と言うと、単純に音を吸い取って音量を下げてくれるもののように
思いがちだが、これは大きな間違い。吸音することによって音圧はわずかに下がるが、
遮音には効果がないといってよい。音は、壁を通過して材料の中で消滅するか、
または減衰せずにそのまま壁を通過してしまうかもしれない、これは「音が漏れている」つまり、
遮音にはなっていない、ということである。
- 吸音材料と吸音構造
- 材料自体に吸音性能がある材料が吸音材料。多孔質材料(グラスウール、ロックウール等)。
一方、材料自体に吸音性能はほとんどないが、組み合わせにより吸音性能を持たせる構造をいう。
代表はあなあき吸音構造、板状吸音構造。。
- 共鳴と共振
- 空洞の一部に開口部をもつものが、外部からの音によって口元の空気が激しく振動することを
「共振」といい、その周波数の付近で音が発生する現象を「共鳴」という。
- 空気伝播音
- 空気中を伝わって耳に届く音のこと。ジェット機や自動車の音、楽器の音や人の声、雷、
クラクションなどがこれにあたる。空気伝播音を防ぐには、より重くより厚い材料を選ぶ、
隙間をなくす、壁や窓を二重にする、などの方法がある。
- 固体伝播音
- 床や壁などの固体を伝わって聞こえてくる音のことで、2階の足音やスピーカーなどの振動音、
電車やトラックの振動、トイレの排水音などがこれにあたる。
糸電話は固体伝播音のもっともわかりやすい現象で、100m以上離した糸電話でも十分聞こえるという
実験報告もある。これを防ぐには、コンクリートの造りや梁など建物構造を強くする、カーペットなどに
クッション性のある材料を使う、浮き床にして構造体と離す、などの方法がある。
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